2009年12月11日

各位

フリービット株式会社

世界最大のブロードバンドキャリア中国電信(チャイナテレコム)、北京天地互連とフリービットのコラボレーションソリューションをIPv6移行に向けた評価対象技術候補に選定
〜中国電信 北京・広東研究院において評価作業を開始〜

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)の中国事業を展開する上でのビジネスパートナーである北京天地互連(本社:北京市、代表 劉東、以下BII)は、12月11日、同社のIPv6接続サービス「六飛(6fei:読みはliufei)」が、中国電信(チャイナテレコム)の通信ネットワークのIPv6化技術を担う候補技術の1つとして評価対象に選定されたと発表しました。

6feiは仮想化技術を利用し、IPv4ネットワーク上でIPv6ネットワークへの接続を実現するサービスです。ソフトウエアをパソコンにインストールするだけで、IPv6で構築されているネットワークに円滑に接続し、さまざまなサービスが利用可能となります。BIIでは6月から一般ユーザー向けに6fei接続サービスを開始し、現在では中国国内で運用されているIPv6サービスとしてはトップレベルのユーザー数を持つサービスとなっています。

 チャイナテレコムでは、12月より、同社の技術研究所にあたる中国電信股※有限公司北京研究院(北京市)および中国電信股※有限公司広州研究院(広東省)において、6feiを用い、IPv4ネットワークからIPv6ネットワークへの接続を可能とする「IPv6 over IPv4」環境の大規模運用実験を開始します。また、近い将来、中国のインターネット網がIPv6化を果たすことを見据え、IPv4ネットワークを構成する資産の有効活用を目指すための「IPv4 over IPv6」環境での運用実験も平行して進めます。
(※は人偏に分)

なお、フリービットとBIIでは、本日、別途発表いたしましたとおり、中国国内におけるIPv6ソリューションの提供を行う合作企業(合弁企業)である北京天地互連飛比特網絡科技有限公司(FBII)の設置に向けて、契約を締結し、法人設立の手続きを進めています。FBII正式設立後には、全力を挙げて6feiサービスの全事業をチャイナテレコムなどのキャリアをはじめとして、中国全土に広げていきます。

フリービット代表取締役社長兼CEOの石田宏樹は以下のようにコメントしています。

「IPアドレスの枯渇が現実的なものと認識されている中国では、IPv6への円滑な移行は情報インフラを支えるうえでの死活問題となっています。このたびチャイナテレコムが同社のネットワークインフラのIPv6化に向けた導入技術の選定に当たり、6feiを評価対象に選択したことは、フリービットとBIIの合作企業であるFBIIの事業展開上も非常に重要な意味を持つものと考えています。チャイナテレコムでの運用実験が円滑に進むよう、フリービットとしても全面的にサポートしていく方針です」

中国政府は今後、中国国内のネットワークのIPv6移行を、国内需要の拡大及び産業アップグレード政策の一環として重要視しています。そのための推進計画を策定し、近日、公表する見通しと報じられています。12月8日には、中国工業部と情報化部副部長の奚国華氏が積極的にIPv6の商用化を推進し、IPv6への着実な移行を実現する旨を特別表明という形で公表しています。フリービットグループでは、今後も全世界のインターネットインフラの円滑なIPv6化を支える技術を提供していきます。

以上


フリービット株式会社について

 フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。

報道関係者からのお問い合わせ

フリービット株式会社 CEO室 広報グループ/佐藤 新
Mail: Press@FreeBit.Net  電話番号:03-5459-0522

本件に伴う平成22年4月期の業績への影響につきましては、
現時点では軽微であると考えております。

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