2010年6月1日

各位

フリービット株式会社

北京天地互連とフリービットが共同展開するIPv6化ソリューション「六飛」世界最大のブロードバンドキャリア、中国電信の厳正な評価試験を正式に通過!試験通過を受け、中国、日本より正式販売開始
〜同時に、IPv6 Readyロゴも取得 中日15億人市場のブロードバンドユーザーへIPv6接続環境提供に向け大きな前進〜

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)の中国事業におけるビジネスパートナーである北京天地互連信息技術有限公司(本社:北京市、代表:劉東、以下BII)は、6月1日、両社が中国および日本において共同展開するIPv6化ソリューション「六飛(6fei:読みはliufei)」が、中国電信集団公司(以下チャイナテレコム)による通信ネットワークのIPv6移行に向けた候補技術としての評価試験を通過したと発表しました。世界最大のブロードバンドキャリアによる試験を通過したことを受け、両社協力の下、六飛をまずは、中国および日本において正式に販売開始いたします。

また、両社は、六飛が、IPv6フォーラムが認定を行っているIPv6対応技術評価プログラムにおいて「IPv6 Ready Logo」を取得したことも発表いたしました。チャイナテレコムでは、同社が採用するIPv6化移行技術に対しては、IPv6 Ready Logoの取得を義務付けており、六飛はこの基準においても条件を満たしたことになります。

六飛は、チャイナテレコムのIPv4からIPv6への移行に際しての候補技術の1つとして選ばれており、同社による厳格なテストを受けてきました。その結果、六飛シリーズの製品は性能面において良好な評価をいただいております。今後、BIIでは、六飛のソリューションをもって、チャイナテレコムが現在、運用している商用ネットワーク上での実証実験を行う予定です。

フリービットは、「ISP’s ISP」事業として、日本国内では最大シェアとなる約200のインターネットサービスプロバイダー(ISP)様に対し、インターネット接続サービスのプラットフォーム「YourNet」サービスを提供しております。今後、六飛サービスを、YourNetにおける正式メニューとして追加するほか、法人市場、教育市場などに向けて正式提供を開始いたします。

中国では、2009年時点で、ブロードバンドユーザーが3億4600万人、ナローバンド及びモバイルユーザーが2億3300万人に達しました。さらに、ネットユーザーの増加率は対前年で3割増、モバイルインターネットの利用者数も2009年の1年間で倍増するという急激な成長を遂げています。それに伴い、IPv4アドレスの枯渇は深刻な問題と受け止められており、IPv6移行に向け今後5年間で3兆円の国家予算からの投資が予定されています。

チャイナテレコムは8600万人に及ぶブロードバンドユーザーを抱える世界最大のブロードバンドキャリアであり、2010年末頃には早くも1700万個ほどIPアドレスが不足すると発表しています。商用ベースでのIPv6化プロジェクトの一環として、2010年中にも100万ユーザーに対して、IPv6商用サービスを提供するとしています。同社としては、2011年までにはIPv6化を本格化させるためのネットワークを整備し、移行期間として3年程度、IPv4とIPv6環境の共存期間を経たのち、2015年以降は、IPv4環境は順次解消してIPv6環境へ完全移行する方針です。

フリービットとBIIは中国国内における通信ネットワークのIPv6化事業を担う合作(合弁)会社として、北京天地互連飛比特網絡科技有限公司(以下、FBII)を法人として設立しており、今回のチャイナテレコムの試験通過をきっかけにさらに緊密に連携し、セールスを積極化してまいります。



北京天地互連信息技術有限公司(BII)について

BIIは、中国で最も歴史の長いインターネット関連シンクタンクとして著名な存在です。中国国内企業のみに付与される通信関連ライセンスとして、CPN(Custormer Premise Network/日本の電気通信事業者に相当・IPv6限定)、全国VPN、ICP、BBS、全国統一サービス電話番号を取得しています。

フリービット株式会社について

フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。

報道関係者からのお問い合わせ

フリービット株式会社グループ経営企画室広報グループ/佐藤 新
Mail: Press@FreeBit.Net電話番号:03-5459-0522

本件に伴う平成23年4月期の業績への影響につきましては、現在、精査中です。

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