2012年4月13日

各位

フリービット株式会社

【ご案内】Global IPv6 & Next Generation Internet Summit 2012にてフリービットのパートナーaigoのFeng総裁が「IPv6先锋奖(IPv6パイオニア賞)」を受賞!

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)の中国でのビジネスパートナーである、爱国者数码科技有限公司(Aigo Information DigitalTechnology Co., Ltd、本社:北京市、代表 馮軍、以下爱国者/aigo)の馮軍(Feng Jun)総裁が、世界でその権威が認められているIPv6に関するサミットである、「Global IPv6 & Next GenerationInternet Summit 2012」にて、毎年IPv6に対して最も貢献した一名に贈られる、「2012 IPv6先锋奖(IPv6パイオニア賞)」を受賞されたことをご報告いたします。

昨年12月、中国では温家宝首相自らが、IPv6に関する具体的な国家戦略を、国務院乗務会議にて発表(戦略には、次世代の国家情報インフラを整備することや、IPv6を基礎とした三網融合のプラットフォームを構築するなどが挙げられています)。投資規模予想としては2千億元(約2.5兆円)前後になると見込まれています。これにともない、中国においては、IPv6市場への注目度がか つてないレベルで高まっています。
IPv6市場がいよいよ立ち上がろうとするこのタイミングで開催された「Global IPv6 & NextGeneration Internet Summit 2012」は、今年で11回目を数えます。世界でその権威が認められているこのサミットにおいて、フリービットのビジネスパートナーである、aigoの馮軍(Feng Jun)氏が「2012 IPv6先锋奖(IPv6パイオニア賞)」を受賞されました。過去にインターネットの父と呼ばれるVint Cerf氏や慶應義塾大学環境情報学部長の村井純氏も受賞されています。
受賞に際し、馮軍(Feng Jun)氏は以下のようなコメントをされました(オリジナルのコメントは中国語)。

馮軍(Feng Jun)氏のコメント(オリジナルのコメントは中国語)

「皆さんありがとうございます。今回IPv6に関する賞を頂いて、とても光栄であると同時に驚いています。私は土木工学科出身ですので、aigoの技術チームの努力が身を結んだ結果だと思います。特に、USBチーム、aigo Cloud Projectorチームや、筋斗雲携帯シリーズチームに感謝します。携帯シリーズにおいては、昨年に続き、最近IPv6で動作する携帯(筋斗雲携帯)をチャイナユニコムさんに正式にご注文いただきました。ありがとうございます。

次のお二人からはIPv6について考えるきっかけをいただき、感謝しています。まず、10年程前に全国人民大会常務委員会副委員長(中国民主建国会中央委員会主席も務める)の成思危さんより『IPv6を知っているか』と聞かれ、国の高官でも興味を持っているIPv6を、ITを扱っている自分が名前さえも知らないことにショックを受けました。これをきっかけに調べた結果、IPv4はいつか枯渇し、IPv6は中国でおそらくとても大きなチャンスになると思いました。

次に、ここにおられる出井さんがSONYの会長であった時代に「Wireless, Ubiquitous!」という講演を聞いたことでした。それは、IPv6の時代が来ることをまさに予言しているものでした。当時はユビキタス時代の到来を信じる人もいれば、端から疑っている人もいました。この予言はアップルの様々な商品を始め、Wi-Fiの普及によってまさに証明されました。

同じように今は用途自体を色々と議論しているIPv6も、10年などと言わずに、2・3年で身近になっているかもしれません。IPv6はまさに出井さんがおっしゃっていたユビキタスを実現させたものであり、M2Mの実現には欠かせません。中国にとってIPv6は鶏か卵かの問題ではありません。他に選択肢がないのです。このチャンスを掴むことで安かろう悪かろうの中国製品を高価値市場に押 し上げることができるかもしれません。

IPv6は消費者たち、各業界に巨大な価値をもたらします。われわれの願いはIPv6を使い、多くの企業に、そして世界の人々に満足してもらうことです。世界の消費者には3つのニーズ、「楽しみたい、簡単に使いたい、安く買いたい」を是非実感してもらいたいです。一緒に頑張りましょう。ありがとうございます。」


aigoのIPv6戦略は、Smart Cloud(フリービットとaigoの合弁会社)が担当しており、昨年には世界初のIPv6に対応した「筋斗雲携帯」がチャイナユニコムのスター端末として発売されました。また、「aigo Cloud機器」も発表されています。その取り組みが高く評価されたことにより受賞に至りました。

今回の「Global IPv6 & Next Generation Internet Summit 2012」では、フリービット社外取締役である出井伸之氏も、世界の財界人を代表しスピーチを実施しております。以下は、出井氏のスピーチの抜粋内容となります(オリジナルのコメントは英語)。

出井氏のスピーチの抜粋内容(オリジナルのコメントは英語)

「IPv6技術は様々な課題、環境、エネルギー、農業、教育、金融、等を解決するイノベーションを誘発するトリガーとなるでしょう。しかし、IPv6技術によるイノベーションは、まだはじまったばかりで一部ではまだ認知も十分でないかもしれません。そこで、なぜ、IPv6技術が中国にとって重要であるかを4つの視点から強調しておきたいと思います。①中国のインフラ整備にとって、本質的でコアとなる技術である、②たくさんの企業に、中国の生活習慣と文化を変化させるようなイノベーションを起こすチャンスが与えられる、③中国が、世界でもっとも電力効率の高いコミュニケーションシステムを実現するための鍵になる、④IPv4のアドレス枯渇という大問題を解決する手段である。このように、様々な問題を解決できるのがM2MのコアインフラであるIPv6技術なのです。

さて、中国は経済力においてはもうすぐ世界No.1の地位につくでしょう。だからこそ今、『経済でNo.1になったあと、どうするのか』というより本質的な問題を認識しなければなりません。私は、この問題への解答は、このIPv6技術の発展・拡大をきっかとして、中国が世界のイノベーション拠点になるということだと考えています。

東京やニューヨーク、ロスといった都市は、ある意味で20世紀の都市です。中国は、IPv6技術を活用した、これまでとは全く異なる構造の21世紀型の都市を生み出すことができる地位にある、そのチャンスを今手にしていることを理解すべきでしょう。様々な課題もありますが、政府と共に、中国国民が、これまで以上に発展していく時期が訪れています。ますますの発展と成功を祈ります。」

以上

■馮軍(Feng Jun)氏 受賞の様子

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向かって右より、aigo代表馮軍(Feng Jun)氏、出井伸之氏、BII代表劉東(Liu Dong)氏

爱国者数码科技有限公司(愛国者/aigo)について

1993年設立。中国のシリコンバレーといわれる北京市中関村に本社を置く中国最大規模のコンシューマー向けデジタル機器メーカーの一つです。PC周辺機器にとどまらず、ミュージックプレイヤーや携帯電話、デジタルカメラなどを生産、主力の「aigo」ブランドは中国のトップブランドとして名実ともにその地位を確立しています。
従業員約1900人中、研究開発部門に約700人を配属、6カ所の研究開発拠点を抱えるなど積極的な研究開発投資を行うだけでなく、中国国内において直営店100カ所、販売代理店3000店を抱える強力な販売力を誇っています。設立から10年連続60%の成長率を遂げており、現在も快進撃を続ける新鋭企業です。

フリービット株式会社について

フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。

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尚、本件に伴う平成24年4月期の業績への影響につきましては、
軽微であると考えています。
業績への影響が見込まれる場合には速やかに公表いたします。

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