業界動向について

ブロードバンド事業

ブロードバンド事業

 光アクセス回線をはじめとした固定網通信サービス市場は、ブロードバンド環境の普及が一巡し、モバイル網通信サービスの高速化が進んだことで、緩やかな成長となっています。

 一方で、動画・ゲームなどのリッチコンテンツの利用増やSNS(Social Networking Service:インターネットを利用した交流による社会的ネットワーク)のようなアクセス頻度の高いサービスの普及、クラウドサービスの利用拡大等により通信トラフィックが増加し、ネットワーク原価は上昇傾向にあります。また「光コラボレーションモデル(光アクセス回線の卸売り)」の提供開始により、新たな事業者が参入し、顧客獲得競争も活発化しています。

 固定網通信サービス市場のうち全戸一括型マンションISP市場においては、マンションの新規戸数供給によりストック戸数が増加し、資産価値や入居率の向上を目的とした建物へのブロードバンド設備の敷設が伸張しました。その結果、市場規模は拡大しました。そして、ブロードバンド環境はマンションの不可欠な設備となりつつあり、引き続き市場規模は拡大する見通しです。

  • ※リッチコンテンツ動画や音声を利用したファイル容量の大きなコンテンツ
  • ※通信トラフィック通信回線上で一定時間内に転送されるデータ量
  • ※全戸一括型マンションISP集合住宅の全戸分にインターネット接続サービス(光回線ベース)を一括で導入・提供する事業者

モバイル事業

モバイル事業 モバイル事業

 スマートフォンやタブレットなどの高機能モバイル端末の利用者数が引き続き増加し、根強かったフィーチャーフォンユーザーも端末の劣化を契機にスマートフォンに乗り換える動きが広がりました。

 特に、MVNE・MVNO市場では、サービス内容やコストパフォーマンスが一般に認知され、MVNO端末をセカンド端末とする2台持ち中心の需要からMVNO端末のみの1台持ちへと需要が拡大する傾向が顕著となりました。また、総務省の「SIMロック解除に関するガイドライン」により、携帯電話事業者のスマートフォンがSIMロック解除に応じることとなったため、より一層、MVNE・MVNOが利用される機会が増加する見通しです。

 また、M2M(Machine to Machine:機械同士が通信ネットワークを介してやり取りし、自律的に最適制御等を行うこと)やIoT(Internet of Things:様々なモノに通信機能を持たせ、通信ネットワーク経由や相互通信により、自動認識や自動制御などを行うこと)利用においてもMVNE・MVNOの特性を活かしたビジネス利用が広がり始めています。

  • ※MVNEMVNOの事業参入支援等を行う事業者
  • ※MVNO大手モバイル通信キャリアから回線を借りて独自の通信事業を行なう事業者

アドテクノロジー事業

アドテクノロジー事業

 スマートフォン向け広告やネイティブ広告(ウェブサイトのコンテンツや記事と同様の体裁で表示される広告)が大きく拡大するとともに、リスティング広告やアドテクノロジー活用広告といった運用型広告(膨大なデータを処理するプラットフォームの活用により、最適な広告を自動・即時に表示する方式の広告)の浸透が進んだことで市場は引き続き拡大しています。また、アフィリエイト広告が堅調に推移したことも市場の拡大に繋がりました。

  • ※アフィリエイト広告Webページ等に貼った広告媒体のリンクを経由して、広告主のサイトで会員登録や商品購入をした場合に、リンク元の媒体運営者報酬が支払われる広告

クラウド事業

クラウド事業

 パブリッククラウド(広く一般の利用者に提供されるクラウドサービス)、プライベートクラウド(法人などが内部利用のために構築したクラウドコンピューティング環境)ともに市場が拡大しており、その両方を連携させ長所を組み合わせることでセキュリティ管理、コスト管理を向上させることができるハイブリッドクラウドの利用も広がっています。

 これまで大手企業の導入が中心でしたが、今後は、中小企業等のクラウド利用の増加により、引き続き市場は拡大するものと考えられます。

  • ※ハイブリッドクラウドパブリッククラウドやプライベートクラウドなど、自社に適した利用形態を選択し組み合わせ、柔軟なインフラ環境を最適なコストで構築・運用する考え方

IR

アナリストによる
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