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中期事業方針『SiLK VISION 2020』の達成向けた進捗トピックスについてお答えします。

Q1

株式会社アルク(以下「アルク」)子会社化の目的と今後の事業展開について

A1

当社グループは、インターネットインフラに関する事業リソースを礎として当社の有するテクノロジーを活用することで、新しい事業を作っていこうとしています。直近では、ヘルステック事業を新しく立ち上げています。アルクの株式取得の目的は、当社グループの中長期での事業拡大に向け、『SiLK VISION 2020』で注力していく「生活革命」領域において、“HealthTech(ヘルステック)”、“IoT”、“不動産Tech”に加えて“EdTech(Education Technology)”においても事業を新しく展開しようという趣旨です。

アルクは、英語を中心とした語学教育の総合企業として高い知名度と長年培ってきた事業ノウハウや優良コンテンツを有しています。英語学習をされたことがある方は、「ENGLISH JOURNAL」、「キクタン」、「1000時間ヒアリングマラソン」といった教材を利用された方も少なくないと思います。
また、デジタルコンテンツとして「英辞郎」というサービスがあります。インターネットを介して英和・和英の対訳データが検索できるサービスで、非常に知名度も高く、他の辞書検索サービスには無い新しい語彙や複雑な表現手法も検索できるため、一般の利用者にとどまらず、研究者や翻訳者にも高い評価を得ています。
そして、アルクのこれらの優良コンテンツと当社グループの有するインターネットテクノロジー・インフラと組み合わせて、これからの新しいサービスの創出を目指して、展開していこうと考えています。

具体的にどのように事業展開していくかについては、順次いろいろなサービスを展開していく際に、みなさまにもご説明していきたいと思いますが、基本となるものは、語学学習を進めるにあたり、現状の紙の(教材の)世界だけではなく、AIやモバイル端末を使ったサービスや、ビッグデータ分析による効率的で新しい語学支援サービスをつくることを企図しています。
当社グループでは、アドテクノロジー事業の基盤を持っていますので、この事業リソースの活用によって、語学学習に興味をお持ちの方々を取り込んでいくことにもチャレンジしていきたいと考えています。

Q2

事業進捗について

A2

ブロードバンド事業
マンションインターネット事業が順調に拡大しています。また、不動産Tech関連事業の立ち上げに向けた投資を実行しています。

モバイル事業
シェア拡大に向けて、当社グループの強みを活かした展開を行うことで、新たな顧客獲得に努めています。また、IP電話サービスが着実に伸長していることに加え、日本で初めて総務省よりFMC用番号である「060-0」の指定を受けましたので、この優位性を活かした新たなサービスを提供していきます。

アドテクノロジー事業
独自開発のDSPやDMP関連のアドテクノロジーサービスを、自社販売だけではなく、代理店の販売網を駆使して、より売上を上げていくことに注力しています。また、ITエンジニアの採用が難しくなっている環境下において、優秀なエンジニアを確保している株式会社Ruby開発に出資するなど投資も行っています。

クラウド事業
ネットワークセキュリティなどの日本企業向けのサービスを行うとともに、レガシーサービスの整理を実行することにより、堅実に進めています。

ヘルステック事業
株式会社フリービットEPARKヘルスケアが、2018年4月期に単月黒字化を達成しましたが、今年度の同社は単年黒字化を目指しており、成長を継続しながらも収益性の向上に注力しています。また、事業拡大の一環 として、2018年6月に介護記録システム事業を譲り受けました。これにより、業界No.1の介護事業運営会社に提供している介護ソフトウェアサービスを当社グループが提供していくことになります。

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