2009年6月18日

各位

フリービット株式会社

フリービットパートナー、北京天地互連(BII)が中国全土において、仮想化技術を利用した中国初の一般ユーザー向けIPv6接続サービスを開始
〜全世界のネットユーザー8億人にv6アクセスを無料で実現と発表〜

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)の中国市場におけるビジネスパートナーである北京天地互連信息技術有限公司(BII Group Holdings Ltd. 本社:北京市朝陽区、法定代表者:劉東、以下BII)は、2009年6月17日、北京で開催したプレスカンファレンスにおきまして、

  1. IPv6をサポートするWebサイトに対する認証(IPv6 WWW認証ロゴマーク)の開始と運用実績の報告
  2. 仮想化技術を採用した中国初の一般ユーザー向けIPv6接続サービス「六飛(6fei:読みはliufei)」」
の2つを発表いたしましたことをご報告いたします。

カンファレンスには、CNGI(注1)専門委員会の構成メンバーである李星清華大学教授をはじめ、中国国内で、IPv6ベースでの次世代ネットワーク構築に携わる方々が来賓として出席されたほか、取材に集まった主要メディアの数は約70社に及びました。

この発表にあたりまして、世界のインターネット業界の重要人物もコメントを寄せています。

Dr. Vint Cerf
(インターネットの父、Google副社長兼チーフインターネットエバンジェリスト、
IPv6フォーラムの名誉会長)

「非常に良い一歩を踏み出し、正しい方向に向かっていると思う。IPv6は全ての人にオープンでなければならない」


Latif Ladid(IPv6フォーラム代表)

「WWW認証と接続サービスの開始は、世界IPv6戦略のマイルストーンになる」


劉東(世界IPv6サービス認証委員会委員長)

「当社は今回この二つのサービスを開始することは、IPv6へのマイグレーション並びに商用化を更に加速化させるためであり、業界の積極的な反応と支援を期待している」 


また、フリービット代表取締役社長兼CEOの石田宏樹は今回の発表を受けて、以下のようにコメントしております。

「フリービットの中国市場における重要なビジネスパートナーであるBIIから『六飛』がリリースされたことを心からお喜び申し上げます。『六飛』の登場によって、中国国内のみならず、世界中のインターネットユーザーがIPv6環境を、とても簡単に、そしてコストの負担なく、無料で利用できるようになりました。IPv4枯渇問題への対応という点に加え、IPv6への移行により、新しいインターネットの世界が開かれることに大きな期待を寄せています。フリービットもBIIと共にアジア発のイノベーションを世界に広げ、世界的な通信インフラのマイグレーションにつなげていきたいと考えております」



 BIIからの発表資料は別紙のとおりです。


別紙

自主的な技術開発によってv6認証の国際基準をリード
〜ネットユーザー8億人にv6アクセスを無料で実現〜

2009年6月17日、北京で開催された「IPv6 対応Webサイトへの認証および接続サービスのリリース発表会」において、BII社は(1)IPv6対応Webサイトへの認証、(2)IPv6接続サービス「六飛」のサービス開始を発表した。2つのサービスの開始は、IPv6の商用化が世界的に加速され、すべてのネットユーザーにIPv6時代が訪れたことを物語るものである。

IPv6をサポートするWebサイト認証プログラムについて

APNICは先日、IPv4アドレスが2011年に枯渇すると発表した。中国は世界最多のインターネットユーザー3億人を有し、ドメイン数は1700万に近づいているものの、一人あたりに割り当てられたIPアドレスは米国の40分の1に過ぎない。IPアドレスの不足は既に通信業界の主なボトルネックの1つになりつつある。

 世界中で2億3000万に上るWebサイトがIPv6に切り替えるこの重要なタイミングで、中国企業はこのチャンスを捉え、国際認証基準の制定に成功し、国際組織の認可を獲得した。

2009年6月8日、IPv6フォーラムは正式にIPv6をサポートするWebサイトの認証プログラムを開始した。BII主導の下、世界中のWebサイトを対象に認証テストを行い、IPv6 WWW認証ロゴマークを与えていく。6月17日現在、わずか10日あまりの期間に認証サービスは大きな進展を見せた。CERNET、北京オリンピック公式サイト、Hurricane Electric、NTTを含めた15ヶ国・地域の137のサイトから申請が殺到し、そのうち75が既に認証を受けた。中国CNGI専門家委員会も今回の認証を高く評価し、CNGI会員全員に積極的な認証獲得を呼びかけている。

BIIは「中関村20周年卓越貢献賞」の受賞者として、自主的な技術開発により世界的にこの認証サービスを開始し、インターネット時代における中国の発言力向上、通信インフラのマイグレーションの加速化に向けて大きな一歩を記した。

すべてのユーザーがIPv6アクセスが可能な時代の到来

世界中のWebサイトにIPv6認証を提供すると同時に、BIIは6月17日、全世界への「六飛」のサービス開始を発表した。

2011年にも発生すると見られるIPv4アドレス枯渇問題に対処するためにも、IPv6へのスムーズな切り替えは、各国政府、キャリア、コンテンツプロバイダーおよび設備メーカーが直面する大きな課題になっている。業界団体の統計によると、全世界には8億のネットユーザーがIPv4とIPv6リソースの相互アクセスを必要としている。多数のIPv6に対する研究と商業利用に向けた開発実績を有するBII社は、六飛接続サービスを無料で提供し、ユーザーがv4/v6の相互アクセスを行う際の障壁を越える力になりたいと考えている。

現在のIPv4環境においても、ユーザーはソフトウエアをダウンロードし、所要時間1分程度のインストール作業で、簡単にIPv6環境を前提としたWebサイトの情報を閲覧できる。「六飛」は世界のネットユーザーにIPv6の世界の扉を開け、世界に先駆けてビジネスチャンスをつかめるよう、IPv6時代にジャンプするエンジンになりたいと考えている。

世界を代表するインターネットエキスパートのコメントは次のとおり。

Dr. Vint Cerf
(インターネットの父、Google副社長兼チーフインターネットエバンジェリスト、
IPv6フォーラムの名誉会長)

「非常に良い一歩を踏み出し、正しい方向に向かっていると思う。IPv6は全ての人にオープンでなければならない」


Latif Ladid(IPv6フォーラム代表)

「WWW認証と接続サービスの開始は、世界IPv6戦略のマイルストーンになる」


劉東(世界IPv6サービス認証委員会委員長)

「当社は今回この二つのサービスを開始することは、IPv6へのマイグレーション並びに商用化を更に加速化させるためであり、業界の積極的な反応と支援を期待している」 



IPv6 WWW認証の詳細:www.ipv6forum.com/ipv6_enabled
六飛サービスの詳細:www.6fei.com.cn



中国語原文はこちらをご覧下さい。

(注1) CNGI(China Next Generation Internet)
中国政府が中心となって推進している大規模なIPv6実験


フリービット株式会社について

フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っております。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開しています。「IT時代のものづくり」をキーワードに継続的に新たな価値の創造に努めております。

報道関係者からのお問い合わせ

フリービット株式会社 広報担当 中村
Mail: Press@FreeBit.Net  電話番号:03-5459-0522

本件に伴う平成22年4月期の業績への影響につきましては、
現時点では軽微であると考えております。

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