2013年3月8日

各位

フリービット、2052年までに関連コストが世界のGDPの6%に及ぶと予想される災害対策(ディザスタリカバリー)市場に、独自クラウド技術を利用して本格参入
~クラウド、SDN、多拠点、aigoと独自開発したハードウェアなどグループ総力を上げて各種ソリューションの提供を開始~

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下「フリービット」)は、2052年までに関連コストが世界のGDPの6%に及ぶと予想される※1災害対策(ディザスタリカバリー)市場の中でも、国内において年率10%成長で2016年には2,800億円市場に拡大すると予測される※2ディザスタリカバリー(以下、「DR」)ソリューション市場に対し、フリービットグループの総力を挙げたクラウド領域における2つのソリューションサービスの提供を開始しましたのでお知らせします。

1.フリービットクラウド「Cloud Backup(クラウドバックアップ)」

SDN(Software Defined Network)※3関連の世界各地で取得済みの特許技術を採用し、フレキシブルかつセキュアな閉域網に設置した東京/大阪に並びアジアの通信のHUBの一つである香港のバックアップセンターへ簡単にバックアップを行うことが可能です。提供価格100GBあたり月額5,000円程度で利用できるコストパフォーマンスの高いクラウドDRサービスを実現可能とするパッケージとして事業者様向けにOEM提供いたします。エンドユーザー様には、OEM事業者様を経由しての販売となります。

2.「Cloud Diskローカルバックアップ」

多重化された、中小法人向けクラウドストレージ/ファイルサーバーサービス「Cloud Disk」のデータを、オフィス内等に設置された「非クラウド」であるバックアップ専用機に「さらに」バックアップが出来るサービスです。

バックアップ専用機は、中国でのストレージ市場においてのメジャープレイヤーである、中国最大規模のエレクトロニクス機器メーカーの一つである爱国者数码科技有限公司(本社:北京市、代表 馮軍、以下「aigo」)の全面協力により独自開発いたしました。

当初は、代理店18社から販売を開始。エンドユーザーご提供価格は月額5,000円〜10,000円(5年リースの場合)の予定です。


昨今国内において、地震や水害などの自然災害や、人災も含めたサーバー障害等によるデータ消失の危険性に注目が高まっています。そのような背景から、国内のDR市場は、2016年に2,800億円規模に拡大するものと予測されています。

フリービットではこれまで蓄積したノウハウを活かしクラウド領域でDR市場に本格参入することで、法人のお客様に付加価値の高いサービスの提供を行なってまいります。

各サービスの概要は以下のとおりです。

1.フリービットクラウド「Cloud Backup(クラウドバックアップ)」

世界12カ国で特許権を取得しているSDN関連技術「Emotion Link」を用いて、「ソフトウエアネットワークによるフレキシブルな閉域網」を構築します。閉域網内には、フリービットが独自開発したバックアップセンターを設置。東京、大阪、香港の多拠点で運用されているため、一つの拠点で災害が起こった場合であってもデータを守ることが可能です。

主に、エンドユーザー様へバックアップサービスの提供を検討されている事業者様へ、OEM提供を行います。

主なメリット

  1. ソフトウェアをインストールするだけで、5分程度でSDNによる閉域網を構築可能
  2. バックアップセンターは、東京、大阪、香港の複数拠点から選択が可能。3箇所から選択もしくは、すべての拠点へのデータバックアップも実現
  3. 「Emotion Link」を用いたVPNクライアントはCentOS 5/6、各種Windows Serverに対応。バックアップ手段は「rsync」、「Samba」、「NFS」、「Subversion」で提供されるため、OS標準の機能やコマンドで利用可能。Webコントロールパネルでのバックアップスケジュール設定も可能
  4. 提供価格は100GB月額5,000円程度
「フリービットクラウド」ロゴ
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従来の遠隔地バックアップサービスとの比較

2.「Cloud Diskローカルバックアップ」

現在法人向けに販売を行なっているクラウドストレージ/ファイルサーバーサービス「Cloud Disk」と、aigoの全面協力のもと独自開発を行ったバックアップ専用機(ローカルストレージ)を組み合わせたDRサービスです。(日本国内の法人向け市場に対し、aigoと初めて本格的なコラボレーションを実施)

「Cloud Disk」はPC、iPhoneやAndroidなどのスマホやタブレットなどマルチデバイスに対応したクラウドストレージ/ファイルサーバーサービスです。「Sync」機能により各デバイス間のデータを同期することが可能で、ファイルの「共有」やドキュメントの「世代管理」にも対応しています。また、「Cloud Disk」に保存されたデータはバックアップが多重に施され、安全性が保たれます。

「Cloud Diskローカルバックアップ」では、これまで保守の手間やアクセスの制限があった社内サーバーをクラウド化(Cloud Diskへ移行)し、データ管理の利便性を高めます。一方で、オフィスの手元にあるバックアップ専用機へのバックアップを定期的に自動で行うことで、お客様が懸念される災害時におけるデータセンターからのデータ復旧措置に関するリスクを軽減します。万が一災害発生や事業における想定外の事態となった場合であっても、手元にあるバックアップ専用機に保存されたデータを利用することが可能なため、ネットワーク環境が悪化した状況においても迅速な事業復旧措置を施すことができます。

主なメリット

  1. 「Cloud Disk」へのアクセスは、WindowsやMacなどのPCはもちろん、iPhoneやAndroidを始めとするスマホやタブレットでも可能
  2. クラウドストレージ/ファイルサーバー「Cloud Disk」に保存されているデータを、定期的に自動でオフィスにあるバックアップ専用機にバックアップ
  3. 1. LANに接続、2. 登録アカウントでログインの2ステップの簡単設定
  4. ご提供価格は月額5,000円〜10,000円(5年リースの場合)の予定
サービス概要図 「Cloud Disk」サービスロゴ

サービス概要図

「Cloud Disk」サービスロゴ
バックアップ専用機(ローカルストレージ)
バックアップ専用機(ローカルストレージ)

以上

※1  ヨルゲン・ランダース著、「2052年今後40年後のグローバル予測」より

※2  2011年8月8日㈱ミック経済研究所発表「DR(ディザスタリカバリ)ソリューション市場の現状と展望 2011」より

※3   SDN=ソフトウェアによって仮想的なネットワークをつくる技術全般。利点はネットワークの物理的な制約を回避し、必要なネットワークを柔軟に構築しやすくすること。

※  すべてのブランド、製品名、会社名、商標、サービスマークは各社の所有物です。

フリービット株式会社について

フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。

【サービスに関するお問い合わせ】
■フリービットクラウド クラウドバックアップ
問い合わせフォーム:https://cloud.freebit.com/contact/

■Cloud Diskローカルバックアップ
問い合わせフォーム:https://secure.freebit.net/freebit/netproduct.html

【報道関係者からのお問い合わせ】
フリービット株式会社 CEO室 PR・IR部 広報担当
Mail: press@freebit.net  電話番号:050-7535-0524

尚、本件に伴う平成25年4月期の業績への影響につきましては、
現時点では軽微であると考えております。
業績への影響が見込まれる場合は、速やかに公表いたします。

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