2013年3月8日
各位
フリービット、
LINEなどで話題の「スマホ間の無料通話サービス」を短期間で実現するスマホ向けクラウド型次世代VoIPシステム「CloudVoIP」を開発しOEM提供を開始 全世界で取得済みの特許技術を利用し、待機時のバッテリー消費量ゼロ、アプリ同士の無料通話、050番号からの一般電話との通話環境を提供
〜第一弾は子会社のDTIより「ServersMan 050」として、3月中にワンコイン(490円)SIM「ServersMan SIM」ユーザー向けに提供〜
フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下「フリービット」)は、世界各地で特許権取得済みのSDN※1関連技術「Emotion Link」を使い、LINE等で話題の「独自スマホ間無料通話サービス」を僅か1ヵ月で構築できる「スマホ向けクラウド型次世代VoIPシステム『CloudVoIP』」を開発し、無料通話・チャットアプリ提供事業者や、ISP・CATV・MVNO事業者、法人向けのIP-PBXの販売を行う事業者へのOEM提供を開始します。また、採用第一弾として3月中に子会社の株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 石田宏樹、以下「DTI」)より「ServersMan 050」の提供を予定しております。
昨今の通信業界において固定回線のユーザー数は、2014年をピークに減少傾向に転じる見込み※2でありながら、モバイルユーザーの数は年々増加傾向にあります。この度の「CloudVoIP」の提供は、フリービットが本日発表いたしました、中期経営計画「SiLK VISION 2016」の中核戦略である、MCI(Multilayer Component Integration)戦略※3にもとづき、フリービットグループがこれまで蓄積してきた技術コンポーネントを垂直統合した顧客志向のサービス第一弾となります。
『CloudVoIP』は、LINE、カカオトーク、commに代表される「ソフト間無料通話サービス」だけでなく、Skype(スカイプアウト)、050 plusといった「一般電話と通話ができるサービス」を簡単に実現することが可能です。
エンドユーザーへのメリット
エンドユーザーへのメリットは以下のとおりです。
- 【1】安定音質・セキュアな音声通信環境(特許技術採用)
- SDN関連技術である当社の特許技術「Emotion Link Active node」を使用し、アプリ自体とサーバーとの間に、VPN(仮想プライベートネットワーク)を構築します。そのため、あらゆるネットワーク環境(3GやWi-Fi)においても、盗聴などをされにくいセキュリティの高い通話を行うことが可能です。
また、通信のトラフィック制御を行い、音声通信の品質を維持する「マルチレイヤクオリティコントロール」※(特許出願中)を搭載しています。
※本機能は「YourNet MOBILE」の回線環境下においてのみ動作します - 【2】アプリ同士の無料通話環境や、050番号から一般電話への低料金通話環境
- 同一アプリ間での通話料金を無料で提供することができます。また、050番号より一般電話(固定電話や携帯電話など)への発着信を行え、IP電話と同じように通話料金が安く抑えることが可能です。
- 【3】バッテリー消費ゼロモードによる、長時間の通話待受機能
- スマホではバックグラウンドで通信が行われることでバッテリーを著しく消費することがあります。そこで、「バッテリー消費ゼロモード」を用意し、アプリを常時起動させなくともサーバーからのプッシュ通知により着信させることを可能にしています。それによりバッテリーの消費を抑え、長時間の待受を実現します。
OEM提供企業へのメリット
OEM提供においては、ご要望に応じた柔軟なシステム導入が可能です。主なメリットは以下のとおりです。
- 【1】「クラウド型」と「SI型」から選択が可能なセンターシステム
- 「クラウド型」は、僅か1ヶ月で「独自VoIPサービス」を開始できるセンターシステムの提供方法です。準備・運用・管理までをフリービットにお任せいただくことで、短期間でのサービス提供開始をご支援いたします。
- 「SI型」は、お客様のご要望に合わせたシステム構成に対応するカスタマイズ性の高いセンターシステムの提供方法です。
- 【2】「準完成品」での提供、または「必要コンポーネント(部品)」での提供が可能
- 「ServersMan 050」のようにユーザーインターフェースまで含む「準完成品」として提供が可能です。社内にスマホアプリの開発ノウハウを有していない、開発リソースが足りないという場合に最適です。
- 「必要コンポーネント(部品)」のみでの提供も可能です。例えば、既にチャットアプリを提供されており、追加機能としてアプリ内だけでの通話機能が必要な場合や、アプリ内だけでの通話機能に加え050番号での一般電話への通話機能が必要な場合などには、ご要望に応じた「追加したい」コンポーネントの提供を行います。
サービス提供に至った背景
これまでフリービットでは、音声通信に関わる事業として2003年よりオフィスや集合住宅向けのIPv6標準対応IP電話「IPビジネスホン」を30,000台以上稼働しており、音声通信の技術ノウハウを蓄積しております。また、MVNO事業では、2011年にISP(インターネットサービスプロバイダー)向けにモバイルネットワークのOEMサービス「YourNet MOBILE」の提供を皮切りに、2012年8月には、DTIより月額490円で最大100kbpsの常時接続ができるモバイル通信サービス「ServersMan SIM 3G 100」の提供を開始し、大手キャリアが提供していないコストパフォーマンスの高いサービスを求めるエンドユーザーのニーズに応えてきました。
そのような事業背景のなか、これまでのノウハウを活かしつつさらにユーザーニーズを満たすために、フリービットが創業以来開発を進め特許を取得してきた各種技術を垂直統合し、「スマホの音声通話」に最適化した「スマホ向けクラウド型次世代VoIPシステム『Cloud VoIP』」の提供を開始するに至りました。
今後も、フリービットグループとしてMVNO事業者のリーディングポジション獲得を目指し、更なる事業拡大を図ってまいります。
以上
※1 SDN=ソフトウェアによって仮想的なネットワークをつくる技術全般。利点はネットワークの物理的な制約を回避し、必要なネットワークを柔軟に構築しやすくすること。
※2 S2012年11月21日株式会社野村総合研究所発表「2017年までのIT主要市場の規模とトレンドを展望」より
※3 MCI戦略=中期経営計画「SiLK VISION2016」における、「Smart Infra提供事業」の各事業レイヤーを垂直統合し顧客サービスへ転換していくという戦略
※ すべてのブランド、製品名、会社名、商標、サービスマークは各社の所有物です。
フリービット株式会社について
フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。
【報道関係者からのお問い合わせ】
フリービット株式会社 CEO室 PR・IR部 広報担当
Mail: press@freebit.net
電話番号:050-7535-0524
尚、本件に伴う平成25年4月期の業績への影響につきましては、
現時点では軽微であると考えております。
業績への影響が見込まれる場合は、速やかに公表いたします。