2006年6月6日
報道関係者 各位
フリービット株式会社
フリービット、T-Engine版「Emotion Link Client」を開発
〜情報家電のセキュアなコントロールが容易に〜
フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)は、情報家電や業務用機器などへのOver-Lay Internetプラットフォーム※1「Emotion Link」の組み込みを容易にする、T-Engine版「Emotion Link Client」を開発いたしました。
従来からPCや情報家電向けに提供しております「Emotion Link」を、組み込み機器向けリアルタイムOSの標準開発プラットフォームであるT-Engineに対応することで、これまで以上に幅広い機器での短期間における組み込みが可能になりました。
携帯電話から家庭内LANに設置した情報家電をコントロールしたり、センサーをリモート管理するなどのユビキタス社会の機器コントロールにおいては、プラグ&プレイで動作する高度なセキュリティ技術で守られた安全・安心のネットワークは不可欠であり、T-Engine版「Emotion Link Client」は、これらの条件を兼ね備えたプラットフォームとして様々な製品への展開を計画しており、そのためのトライアル及び開発キットの提供を予定しております。
なお、T-Engine版「Emotion Link Client」は「Emotion Link Ubiquitous Architecture」※2に対応しており、導入規模や利用形態など多様なニーズに迅速にお応えすることが可能です。- ※1 「Over-Lay Internetプラットフォーム」
- 既存のインターネットの仕組みの上に仮想的なネットワークを架設し、より自由で安全な通信を実現する仕組み。
- ※2 「Emotion Link Ubiquitous Architecture」
- 「Emotion Link」のコアラインナップ、提供方法、クライアント形態を組み合わせることで、あらゆるニーズに対応するアーキテクチャー。
東京大学大学院情報学環教授 坂村健氏 コメント
リアルタイムOSの開発プラットフォーム「T-Engine」と、Over-Lay Internetプラットフォーム「Emotion Link」は、強固な安全性と高い利便性が求められるユビキタス・コンピューティング環境の構築において、非常に親和性の高い組み合わせだと感じています。
今回のソリューションはOver-Lay Internetを実現する技術の提供のみならず、運用サービスまでセットとなった現時点では唯一のサービスであり、これが様々な機器で動き、機器同士が連携することで、人間の生活をサポートするコンピューティングが具体的になる日も近いと期待しています。
今後のT-Engine版「Emotion Link Client」の製品展開に期待しています。
以上
Emotion Linkについて
既存のTCP/IPネットワーク上に仮想的なネットワークをセキュアに構築することにより、NATやファイヤウォールを越えて、自由かつ安全な通信を実現する技術です。
物理的なネットワークに依存しない通信が可能となるため、フレキシブルなソフトウェアVPNの構築や、情報家電などのネットワーク機器のセキュアなリモートコントロールなど、応用範囲は多岐に渡ります。
フリービット株式会社について
国内約170のインターネット・サービス・プロバイダーに対するネットワークインフラの提供を中心に、デジタル家電をはじめとした様々な機器のネットワーク化などのソリューションサービス、IPv6技術を利用した最先端のIP電話サービスなど、インターネットビジネス支援事業を行っております。
https://freebit.com/
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