2012年7月12日

各位

ServersManテクノロジーが法人向けプライベートクラウド市場で採用
~法人市場向け「ServersMan@CAS」搭載機3機種が法人向けNASのリーディングカンパニーである ロジテックINAソリューションズより7月下旬から発売開始~

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:石田宏樹、以下フリービット)が開発した、僅か5分で様々な機器を「”True” Cloud Storage」へと変身させるソフトウエア「ServersMan®」を搭載した新製品が、7月12日、ロジテックINAソリューションズ株式会社(本社:長野県伊那市、代表取締役社長:葉田順治、以下「ロジテックINAソリューションズ」)から発表されました。

このたび、ロジテックINAソリューションズへ提供されるソフトウエアは、法人市場向けストレージ製品での利用を想定した「ServersMan@CAS(Cloud Attached Server)」です。

一般的なCloud Storage Serviceは、第三者が運用するデータセンター内にデータの実体が保管されます。一方、CASでは、データを保存している物理筺体を各社の管理下におきつつ、5分足らずで完了する簡単な設定をするだけで、インターネットのどこからでもアクセスが可能な「Private Cloud」を実現します。

Private Cloud市場は、コンピューティングリソースの最適化や他者と設備を共有しないため、独自のセキュリティーポリシーを設定しやすい点などが評価されており、2015年の市場規模は9,406億円に達すると予想(注1)されています。しかし、通常のPrivate Cloudでは、設備、仮想化技術の実装、運用等、膨大なコストがかかります。

ServersMan@CASでは、LAN内に閉じて利用されているNASのコンピューティングリソースを、Cloudサービスにも適用します。これはアプリケーションレベルでIPを割り振ることができるフリービットのネットワーク仮想化技術「ServersMan」によって実現したものです。

ロジテックINAソリューションズのServersMan@CAS搭載製品は、ITの専門家がいない中小企業や大企業のグループ単位でも手軽にPrivate Cloudを導入できるソリューション製品と位置付けられます。ServersMan@CASによって、ユーザーは、世界中のどこからでもインターネットに接続できる環境さえあれば、ブラウザーやスマートフォン向けに提供されているServersMan@iPhone、ServersMan@Android、Windows PC用のServersMan Shellなどを使用して、簡単便利、そして安全にNAS上のデータを、LAN外からアクセスできるようになります。

ロジテックINAソリューションズでは、まず、RAID5に対応したCUBE型NAS「LSV-5S4CW2」シリーズ3機種にServersMan@CASを組み込んで、7月下旬から発売開始するほか、ServersMan@CAS搭載製品のラインナップを今後も増強する見通しです。

LSV-5S4CW2は、幅184×奥行き280×高さ193mmと設置スペースを取らないCUBE型の小型筺体に、法人利用にも耐えうる性能を実現したロジテックINAソリューションズの人気モデルの最新シリーズです。

CPUに低消費電力のデュアルコアプロセッサVIA Nano X2を採用し、メモリは4GBと、同社の従来製品に比べてハードウエア性能が向上しています。それに伴い、ServersMan@CASを利用したインターネット側からのアクセスに対するレスポンスも速く、快適に動作します。

LSV-5S4CW2は、本体正面の液晶パネルでサーバ名、IPアドレス等の情報が確認できるほか、リモート接続での操作が可能です。ホットスワップによるディスク交換作業で、RAIDの再構築が可能なほか、UPS接続用のシリアルポート(RS-232C準拠)およびUSB2.0ポートを搭載するなど高可用性を実現しています。

ServersMan@CASが搭載される「LSV-5S4CW2シリーズ」概要
製品型番 HDD容量 標準価格 発売時期
LSV-5S2T/4CW2 500GB×4台 148,000円(税別) 7月下旬
LSV-5S4T/4CW2 1TB×4台 160,000円(税別) 7月下旬
LSV-5S8T/4CW2 2TB×4台 198,000円(税別) 7月下旬

「ServersMan@CAS」の特徴は以下の通りです。

1.極限まで洗練されたSimple.UI

サーバ製品に搭載されることを考慮し、ユーザーインタフェースからは、余計な機能がそぎ落とされ、何をすればよいかが直観的に分かるデザインになっています。

2.複数アカウントを一括管理できる、大幅に強化されたリモートアクセス機能

ServersManを使用してCloud化されたストレージ領域に対し、管理者アカウント以外のアクセス権限を複数設定できるようになりました。部署単位や企業単位で使用される際に便利な複数のアクセス権限をCSVファイルで作成し、一括で設定できる機能も追加されています。

3.異常発生をメールで通知できる新ログシステム

一度アプリケーションを起動したら、本体の電源を切らない限り、ServersManを動作させ続けられる「サービスアプリケーション化」されています。動作についての異常はWindowsのイベントログに書き出されるほか、管理者向けにメールで通知することも可能です(注2)

このほかに、MyStorageフォルダには、動作状況ログファイル及びアクセスログファイルが生成されますので、管理者はインターネットのどこからでも、ServersMan@CASへのアクセス状況や動作状況を確認することが可能です。アクセスログには、IDとフォルダパス、行われた操作が記録されます。

4.アクセス経路の完全セキュア化

ServersMan@CASへのリモートアクセスに使用する通信経路を、Emotion Link部分だけではなく、インターネットからEmotion Linkシステムへのゲートウェイである「ServersMan Proxy」までの経路をSSL化し、あらゆる接続形態でセキュアな通信環境を実現させました。

LSV-5S4CW2

LSV-5S4CW2

以上

(注1)IDC Japan 株式会社の予測です。

(注2)ログを受けてのメール送付機能はロジテックINAソリューションズが提供する機能です。

ロジテックINAソリューションズについて

ロジテックINAソリューションズは「I:いつでも、N:なんでも、A:あなたのために」をモットーに、お客様の要望する様々な製品の開発、国内自社工場での製造を手がけ、皆様にロジテックブランドとして高い評価を頂いております。WSS-NAS製品群に関しても企業のデータに対する「セキュリティ」の重要性を第一に考え、お客様の「信頼」を得られる企業を目指してまいります。

フリービット株式会社について

フリービットは、独創的なインターネット技術と事業企画力によって、クラウド化する社会に対応する「Smart Infra提供事業」を行っています。特許取得技術を含む最先端のテクノロジーと市場のニーズを先取りするマーケティングを組み合わせることで、他の追随を許さない独自のネットワークサービスを展開し、「IT時代のものづくり」をキーワードに新たな価値の創造に努めております。

【「ServersMan」ライセンス導入について法人様からのお問い合わせ】
フリービット株式会社 新事業企画室
Mail: SvM@FreeBit.net 電話番号:050-7535-0150

【報道関係者からのお問い合わせ】
フリービット株式会社 CEO室 PR・IRグループ 広報担当
Mail: press@freebit.net  電話番号:03-5459-0522


※ServersManはフリービット株式会社の登録商標です。
※その他すべてのブランド、製品名、会社名、商標、サービスマークは各社の所有物です。

尚、本件に伴う平成25年4月期の業績への影響につきましては、
現在精査中です。
業績への影響が見込まれる場合は、速やかに公表いたします。

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