業界動向について
5Gインフラ支援事業
- インターネット利用状況(個人)
- 出展:総務省 「令和3年通信利用動向調査」
- 出展:総務省 「令和3年通信利用動向調査」
通信サービス市場において、固定回線網については、働き方や生活スタイルの変化に伴い、自宅でのオンライン動画の視聴やゲームをはじめとしたリッチコンテンツ及びSNSの利用等の増加、テレワークや在宅学習の普及などに伴うオンライン形式の会議や授業の一般化により、インターネットを介した多くのサービスの利用増加が継続し、ネットワーク原価は高止まり基調にあります。モバイル回線網については、大手モバイル通信キャリアによる格安プランの提供やサブブランドでの展開が独自型MVNO※サービス事業者の成長に影響を与える傾向が続いていますが、モバイル市場全体としての成長は続いており、今後も拡大していく見込みです。
- ※MVNO大手モバイル通信キャリアから回線を借りて独自の通信事業を行なう事業者
5G生活様式支援事業
- タイトル:マンションの供給戸数(竣工ベース)
- 情報通信機器の保有状況の推移(世帯)
- 出展:国土交通省 令和3年度 住宅経済関連データ
- 出展:国土交通省 令和3年度 住宅経済関連データ
固定網による通信サービス市場自体は普及が一巡しているものの、当社グループの主要サービスの一つである5G Homestyle(集合住宅向けインターネットサービス)においては、建物の資産価値及び入居率の向上を目的とした高速ブロードバンド環境の導入が進んでおり、また、テレワークやオンライン授業、動画コンテンツ視聴等の利用がスタンダードなものとして認識されたことから、その市場規模は今後も着実に拡大していくものと考えられます。また、不動産業界全体においては、AIやIoT、VR等のテクノロジーを活用した不動産Techへの関心度が高く、各種IoT機器を活用することで、地域の課題を解決し暮らしに安全・安心等の新たな価値を創出するスマートシティや、多様化する生活スタイルに合わせたスマートホームの実現、都市インフラ等の利便性をデジタル技術の活用により高めていくスマートタウンの実現等、新たなサービスの需要は更に拡大する見込みです。
また、独自型MVNOサービスについては、大手モバイル通信キャリアによる格安プランの提供やサブブランドでの展開による影響はあるものの、IoT向けに加え、価格体系やサービスの差別化を図っている事業者の成長は今後も成長が見込まれます。
企業・クリエイター5G DX支援事業
- インターネット広告費の推移
- インターネット広告費の推移
- 出典:株式会社電通「2021年 日本の広告費」
- 出典:株式会社電通「2021年 日本の広告費」
広告市場において、インターネット広告は一貫して成長を続け、社会の急速なデジタル化も影響し、2021年は2兆7,052億円(前年比121.4%)と高い成長を示しました。特に、コロナ渦による巣ごもり・在宅需要の継続や東京オリンピック・パラリンピックの開催などにより、動画配信サービスの利用者が増加し、映像系を中心に動画広告需要の高まりが顕著となりました。また、SNS広告の成長基調や社会のDX化に伴う様々な広告のデジタル化が今後もインターネット広告の成長に寄与するものと考えられます。