2024年5月20日

各位

フリービット株式会社

フリービット、日本最大クラスの病床数/臨床データ基盤を持つ藤田学園と共同研究開発の基本合意書を締結
政府が推進する‘医療DX’と ‘Trusted Web構想’に基づくヘルスケアデータの管理・活用およびマイナンバーカードをトラストアンカーとした共通IDに関する共同事業、各病院や研究機関、国、自治体などへの技術提供の検討を開始

学校法人藤田学園(所在地:愛知県豊明市、理事長:星長 清隆、以下「藤田学園」)とフリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO兼CTO:石田 宏樹、以下「フリービット」)は、藤田医科大学内「ヘルスケアデータアーキテクチャーセンター(以下「HDAC」:センター長:村井純 / 内閣官房参与、デジタル庁顧問、慶應義塾大学教授)」と連携して、藤田学園が保有する日本最大規模の医療情報(医療ビッグデータ)を活用し、フリービットが保有するweb3を含む特許技術などと連携し共同研究開発などを行うことについて、基本合意したことをお知らせいたします。

世界に先駆けて超高齢化社会に直面する日本においては、医療を必要とする人が増え、それに伴う医療費の増大や医療者不足がより深刻化することが予想されます。それらの課題解決に向け、政府は新しい医療計画として「医療DX令和ビジョン2030」などを掲げ、病院間の情報共有体制の整備や、医療機関・患者・自治体がセキュアな環境のもとでデータを利活用できるデータ基盤の構築など、医療におけるデジタルトランスフォーメーションを推進しています。また、医療ビッグデータビジネスの市場規模は、2035年までに、2021年比3.5倍の7,191億円に上るとされており、医療ビッグデータサービス関連の市場が大幅に伸びるほか、治療用アプリ(管理・モニタリング)の国内市場に関しては、2021年比の2,850倍ともなる2,850億円まで急成長すると言われております(※)。この度の共同研究開発では、政府が推進する‘医療DX’と‘Trusted Web構想’の概念設計に基づくサービスを構築し、国家としての課題解決目標でもある「データの信頼性と検証可能性の向上」、「国民の健康増進と医療サービスの質の向上」の実現を目指します。これにより、患者個人、病院や研究機関、国や自治体の間で医療情報をセキュアかつ便利に連携できるようになる取り組みが可能になります。

※ 出典:2022.5.26 富士経済グループ プレスリリース
https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=22055

藤田学園は、病床数1,376床と日本最大規模の藤田医科大学病院を有し、主要診断群(Major Diagnostic Category)指数は全国の大学病院の中で1位(※)、患者のリアルワールドデータとして、150万件の医療データを保有しています。また、大学病院として豊富な臨床例や手術件数と、最先端の設備および研究センターを活用し、最新の医療エビデンスに基づいた治療の提供とがんなどの難病や難治性疾患の治療法開発等の基礎・臨床の先端研究に力を注いでいます。

※ 出典:厚生労働省ホームページ令和4年度DPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の結果報告について
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39119.html

その他にも、地域の病院との連携を深め、地域に貢献する医療機関として災害時の医療提供にも取り組みながら、政府の医療DX推進の方針に基づき、患者中心の医療を目指し医療情報のデジタル化や効率的な医療サービスの提供を目指すスマートホスピタル構想に取り組むなど、全国有数の高度な医療提供や研究開発を進めています。

フリービットと藤田学園は、本合意に先行して昨年より共同の取り組みを開始しており、今後は合同で新会社を設立することなどを検討しながら、Trusted Webの概念に沿ったサービスを構築していく予定です。また、ノード数において世界第3位(※)の規模を達成したフリービット独自のL1ブロックチェーン(※)技術を活用した非中央集権型セキュリティを加えたシステムを利用するヘルスケアデータなどの管理・活用分野や、マイナンバーカードをトラストアンカーとする認証基盤の運用などにおいて、フリービットが独自のモバイルサービス(トーンモバイル)などを通して培ってきた、ユーザーのライフログを健康管理に活用する身近な個人健康記録(Personal Health Record)管理領域の技術でも密連携を行い、各病院や研究機関、国および自治体などに幅広く技術提供を行うことを目指してまいります。

また、フリービットではこれを機に、次期中期経営計画「SiLK VISION 2027」の主要テーマである5G/web3の“社会実装”に向けて、トーンモバイルで培った5G/web3時代を見据えた技術やサービスを自社以外のスマートフォンを含む幅広い機器で展開可能とする「TONE IN」戦略も視野に入れ、医療分野においても、幅広い形で最先端の技術やサービスを提供する取り組みを進めてまいります。本合意の内容も踏まえて、2024年5月20日に行われる藤田学園主催の「第6回HDACカンファレンス」にはフリービット代表の石田が登壇し、Trusted Webの構造やマイナンバーと連携したリアルワールドデータの技術構想、昨年から両者によって開発を進めてきたPoCの概要などについてお話する予定です。

参考:

藤田学園・藤田医科大学について

学校法人藤田学園が運営する藤田医科大学は、大学院医学研究科・医療科学研究科・保健学研究科、医学部・医療科学部・保健衛生学部の3研究科3学部を有する1968年開学の医療系総合大学です。愛知県名古屋市に隣接する豊明市内のキャンパスには、一つの医療施設としては国内最多のベッド数(1,376床)を誇る大学病院をはじめ、愛知県と三重県に計4つの教育病院を有し、実践力のある高度な医療人育成を行っています。
研究においては、精神・神経病態、腫瘍医学、再生医療、感染症、医科学の各分野に特化した5つの研究センターを設置。さらに2023年には、羽田空港に隣接したエリアに先端医療研究センターおよび羽田クリニックを開設しました。新しい治療法の開発や創薬など医療の進歩につながる研究に取り組むとともに、医療用ロボットの積極的活用、医療データの利活用など医療DXの推進にも注力しています。

藤田医科大学の「ヘルスケアデータアーキテクチャーセンター(HDAC)」について

慶應義塾大学教授で内閣官房参与の村井純氏がセンター長を務め、元MITメディアラボ所長、千葉工業大学学長の伊藤穰一氏などが所属しており、健康・医療・介護DXの実現に向けて、医療情報の利活用に関する安全・安心なアーキテクチャの設計を目的として設立されました。医療情報の標準化のためのデータのモデリングや医療情報の利活用が実施可能なセキュアな基盤の整備に関する研究開発を行うほか、EHR(Electronic Health Record:電子健康記録)、PHR(Personal Health Record:個人健康記録)、臨床教育・研究に関するサービスのモデリングや現存サービスとの安全・安心な連携機能の研究・開発に取り組んでいます。2023年には、医療情報交換の標準規格である「HL7 FHIR」のAPIを使用することができる二次利用連携基盤を構築し、各医療機関はもちろん、外部の研究基盤などにもデータを接続できるようにするなどの実証を開始。藤田医科大学の学生・職員6,000人分の健康診断データをクラウド上に記録し、スマートフォンで閲覧できるようにしたり、生成系AIを活用した退院サマリー作成支援機能の開発も進めています。

「医療DX」(医療デジタルトランスフォーメーション)とは

医療分野におけるデジタル技術の活用によって、より効率的で質の高い医療の提供を目指す取り組みです。政府は医療現場におけるDXを推進しており、2022年5月に「医療DX令和ビジョン2030」の提言を発表。全国の医療情報プラットフォームの整備や、電子カルテの規格標準化、診療報酬の改定DXなど、患者、医療関係者、システムベンダーそれぞれがメリットを享受しながら、国民の健康寿命の延伸や社会保障制度の持続可能性などの促進を目指しています。

「Trusted Web構想」とは

2020年に内閣官房デジタル市場競争本部に設置された「Trusted Web推進協議会」(座長:村井純慶應義塾大学教授)にてオープンに議論されているインターネット上で新たな信頼の枠組みの構築を目指す「Trusted Web」の実現に向けた取り組み。特定のサービスに過度に依存せずに、データ自体とデータのやり取りを検証できる領域を拡大し、信頼性を向上させる仕組みを目指しています。

フリービットの「TONE IN」戦略とは

フリービットの次期中期経営計画「SiLK VISION 2027」の主要テーマである5G/web3の“社会実装”に向けて、トーンモバイルで培った5G/web3時代を見据えた技術やサービスを自社以外のスマートフォンを含む幅広い機器で展開可能とする戦略。第一弾として、2024年3月22日に、NTTドコモ取扱い端末への「TONE IN」として、2021年以降に発売されたNTTドコモ取扱いの全Android/iPhone端末で、専用SIMを挿すだけで、トーンモバイルのコアサービスが利用可能になる新しい販売戦略を発表しています。

※世界第3位の規模を達成したフリービット独自のL1ブロックチェーン

スマートフォン上で動作するEthereum(EVM)互換L(レイヤ)1ブロックチェーン「TONE Chain」。
現在は、フリービットのステークホルダーコミュニティとして、トーンモバイルのユーザーやフリービットの従業員を対象に開放されており、すでにノード数において世界3位規模(※)に到達。今後フリービットの株主なども参加できる準備を進めており、さらにノード数が増加する見込み。

  • ※ ノード数とは、ブロックチェーンのネットワークに参加しているPCや情報端末の台数で、ノードは、ブロックチェーンの情報を受け取り、検証し、伝達する役割を担っている。ランキングについては、2024年3月7日時点で、インターネット上において公表されているブロックチェーンのノード発表数における当社調べ。各ブロックチェーンのノード数は、日々変動する。

【本件に関するお問い合わせ先】

フリービット株式会社
グループ経営企画本部 広報担当
Mail: press@freebit.net 電話番号:03-6416-1965

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