2026年5月25日

各位

フリービット株式会社

フリービット、世界で急拡大するAge Tech*1市場に本格参入。
27年間にわたる特許取得独自技術群*2を「TONE-IN SDK*3」としてパッケージ化し、AIサービス連携も可能な統合型 Age Techとして多領域での事業展開を開始。
~「TONE IN」の安全・安心戦略が、第3章へ~
ヘルスケア・通信サービス・エンタメほかあらゆる分野のAge Tech領域が直面するシニアのスマホ利用サポート課題にアプローチ可能

国内のスマホを持つシニア3,000万人のうち、72.4%(約2,170万人)がスマホ利用での困りごとを経験している*4。誰かに頼る?諦めるしかない?──そんな壁を超え、特許取得済の独自技術で、分散ID(DID/VC、W3C標準)とAIサービスへの接続コネクターを統合し、事業者が「個人情報を取得しない*5」非中央集権型SDKが、ヘルスケア・通信・エンタメなどのあらゆる分野で、シニアのスマホ利用をサポートする。TONE IN、第3章スタート。

フリービット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO兼CTO:石田宏樹、以下「フリービット」)は、急拡大するAge Tech(加齢・ライフステージに関わるテクノロジー領域)市場*1への本格参入として、当社が27年間にわたり蓄積してきた特許取得独自技術群*2を、2025年7月に発表した非中央集権型プラットフォーム「Portfolia(ポートフォリア)」のAge Tech領域向け応用展開として再パッケージ化し、”Trusted” Age Techを実現する統合型SDK「TONE-IN SDK」*3として多領域での事業展開を開始することをお知らせいたします。

「TONE-IN SDK」が変えること ── 事業者とシニアユーザーへのそれぞれの価値

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事業者様のメリット:
「TONE-IN SDK」ライブラリをアプリに組み込むだけで、シニアユーザーへの統合サポートを実装。コールセンター・家族・AIソリューションなど複数のサポート先を組み合わせ、既存システムへの改修を最小限に抑えながら、画面を瞬時にセキュアにシェアできるため、シニア対応コストを大幅に削減することが可能です。

ユーザー様のメリット:
新規インストールをしたアプリから使い慣れたアプリまで、困ったときにすぐ助けを呼ぶことができます。サポートセンターだけでなく、離れた家族に助けを求めることも可能。どのサポート経路を使っても、Trusted Webポリシー(DID/SDN)による一貫したセキュリティで、ユーザーが事業者に個人情報を渡さず安心して利用できます。

1.発表要旨

本SDKは、フリービットが2025年7月に発表した非中央集権型プラットフォーム「Portfolia」を、Age Tech領域に最適化して応用展開する統合プラットフォームです。「Portfolia」を構成するDIDウォレット(W3C準拠)、モバイルブロックチェーン「Trusta」(完全EVM1.X互換)、SDN技術「Emotion Link」、そしてEdge AIを含む各種AIサービスとの連携を行う「AI Connector」を、シニア向けアプリケーション開発者がライブラリとして組み込み可能な形で再パッケージ化することで、日本政府が進める「Trusted Web」や、マイナンバー等に基づいた実装方針に準拠した形で、アプリ/サービス事業者が、シニアユーザーへ「安心して使えるスマホ体験」を提供することが可能になります。

フリービットでは、トーンモバイルが約13年に渡って磨き上げてきた安全・安心のテクノロジーを、「TONE IN」戦略として3年前より外部提供し、当領域のパートナーの方々とPoCを行ってまいりました。その成果として、本SDKを、2026年5月以降、まずはグループのMVNOサービスであるトーンモバイルへ投入(既存サービスのアップデート)し、その後は中期経営計画SiLK VISION2027における「通信生まれのweb3実装企業へ」という戦略に基づき、通信サービス領域・ヘルスケア領域・エンタメ領域などの分野へ、「TONE IN」による安心・安全戦略の第3章として展開してまいります。

2.Age Tech市場と日本シニアのアプリ利用課題

2.1 急速に拡大する世界Age Tech市場。”Trusted” Age Tech先進国を目指して──
Age Techは、世界市場規模が約2兆ドルと試算される成長市場であり、AARPをはじめとする国際業界団体*1が市場形成を主導しています。日本は世界で最も高齢化が進行する国(高齢化率29.3%、内閣府 令和7年版高齢社会白書)であり、本領域における世界先行国としての位置にあります。

2.2 シニアスマホ世代の実需 ── アプリ利用の困りごと2,170万人
日本における65歳以上のスマートフォン保有者は約3,000万人に達し、80代前半でも所有率68%に上ります*6。一方、これらシニアスマホ世代のうち72.4%(約2,170万人)がアプリ利用で困りごとを経験し、53.5%(約1,160万人)が他者サポートを実際に利用している実需が確認されています*4。また、2026年3月の3G停波により、約300万人のシニアがガラケーからスマートフォンへの移行を迫られており、アプリ利用支援への即時的な需要が急拡大しています。シニアのサポート単価は一般顧客と比べて応対時間等が長くなる傾向があり、今後もサービス・アプリ事業者にとって無視できないコスト要因となることが見込まれます。

3.TONE-IN SDK ── 提供内容

「TONE-IN SDK」は、事業者やサービス提供者が、アプリライブラリに組み込むだけで、事業者側の自社システムへの変更を最小限に、シニアユーザーへの統合サポート機能を実装することが可能になるプラットフォームです。本SDKの認証層・通信層は、フリービットが2025年7月に発表した分散ID基盤「Portfolia」を中核技術として採用しており、AI実装層を加え、統合した3層構造となっています。

①認証層:
Portfolia「DIDウォレット」(W3C標準のVerifiable Credential)とパートナー既存システムをシームレスに繋ぎこみます。フリービットでは、ユーザーから個人情報を取得せず*5、暗号学的な本人認証を実現します。発行された各種VCは利用者のスマートフォン上に保存され、外部サービスはユーザーの明確な許諾なしには情報を取得できません。

②通信層:
Portfolia「Emotion Link」(特許取得済の独自SDN技術)により、アプリ自体がIPアドレスを保有。実在するネットワークの各種セキュリティポリシーに依存せず、Edge to EdgeでのP2P通信を実現するフリービット独自の技術です。加えて、Portfolia「Trusta」によって現在実稼働中のTONE Chain(モバイルEVM1.X互換L1ブロックチェーン)により、ビジネスロジックゾーン(事業者運用)まで含んでTrust化することで、発行主体の事業継続性に依存しないVCの長期検証性を担保しています。

③AI支援層:
各種AI(エージェント)サービスへ接続するコネクターを提供。各社が有するAIサービスや、LLMなどとシームレスな繋ぎこみを実現し、そのやり取りにおいてもTrustを担保します。

4.TONE INの進化 ── 第3章としてのSDK化

「TONE-IN SDK」は、2013年以降培ってきた「安心・安全なスマートフォンサービス」(子供・現役世代・シニアの3世代を支える設計思想)の事業進化形です。「TONE IN」は、これまで段階的に、対象範囲を拡大してきました。

2013年11月 ─ freebit mobile 〜トーンモバイル
独自開発を含む垂直統合型スマホサービスを日本で初めて実現。
子供、シニア、現役世代における安全安心を徹底的に追求。東京都やこども会などの各種認定を獲得。ドコモの「エコノミーMVNO」としてドコモショップ約2,000店舗で発売中。

2024年3月 ─ TONE IN(第1章)
MVNO SIM挿入型として、ドコモ取扱いの全Android/iPhone端末で動作可能に。

2024年8月 ─ TONE IN(第2章)
SIMフリーやドコモ以外キャリアの端末等、200機種以上に対応(IoTを含めた展開を予告)。

2026年5月 ─ TONE-IN SDK(第3章)
SDKとしてあらゆるスマホアプリへ組込みが可能に。
事業者が個別のアプリ単位でTONEのサポート機能を導入できる。

第3章への進化により、これまでのfreebit mobile〜トーンモバイルを通した自社サービスと、提携端末(約200機種)に限られていた「安心・安全のレイヤー」が、業種・端末・キャリアを問わずあらゆるアプリで提供可能となります。

5.今後の展開 ── SV2027「通信生まれのweb3実装企業」への接続〜次期中期SV2030へ

「TONE-IN SDK」は、当社の中期経営計画SiLK VISION 2027(SV2027)「通信生まれのweb3実装企業」を具体化する事業実装です。2025年1月に締結したソフトバンク株式会社との資本業務提携、2025年7月に発表した非中央集権型プラットフォーム「Portfolia」の社会実装本格化に続く、SV2027の中核事業として位置付けられます。「Portfolia」は既にフリービットグループ各社で実装が進行しており、本SDK事業化を含むこれら一連の展開は、SV2027の最終年における「web3実装企業」としての本格稼働を象徴するものとなります。

フリービットは、「TONE-IN SDK」事業を起点として、”Trusted” Age Tech領域における事業展開で、日本発の世界先行モデル確立を目指します。日本の少子高齢化先行性によるノウハウを活かし、高齢化が進むアジア各国ならびに今後高齢化率が高まる欧州・米国へのグローバル展開を、次期中期計画SV2030のフォーカステーマとして掲げてまいります。また、”Trusted” Age Tech事業は「TONE-IN SDK」に留まりません。グループ会社である株式会社ギガプライズが運営する143万戸の集合住宅向けインターネット回線インフラを活用した次世代見守り事業(2025年10月施行の改正住宅セーフティネット法「居住サポート住宅」制度に対応した高齢者見守りサービス)など、複数の事業を順次展開していく構想です。

Portfoliaのグループ各社における社会実装

フリービット/DTI/トーンモバイル
すべてのステークホルダー(顧客、株主、従業員)向けプロダクト群へのPortfolia実装を進行中。「TONE-IN SDK」もその一環として位置付け、非中央集権型のセキュリティ・アイデンティティ管理を実現。

ギガプライズ
Portfoliaに内蔵した専用アプリ等によって、固定通信とモバイル通信の連携を可能にする次世代認証基盤/個人情報保護基盤/インセンティブ提供基盤の構築を準備中。

フルスピード/フォーイット
Portfoliaベースの広告配信基盤構築の実証準備を進行中。利用者の個人情報保護を異次元に高めた形でのOne2Oneマーケティングの実現を目指します。

クライド
ファンコミュニティアプリ「StandAlone」のコアとしてPortfoliaを実装し、真のweb3ファンエコノミーの基盤としての運用実証を開始。

  • ※1 Age Tech:加齢・ライフステージに関わる技術領域全般。AARP(米国最大の高齢者団体)、IEEE(IEEE AgeTech Initiative設立)、CTA(米コンシューマーテクノロジー協会)等が市場形成を主導。出典:AARP AgeTech Collaborative『AgeTech market slated to double from $1 to $2 trillion』
    https://www.aarp.org/pri/topics/technology/internet-media-devices/aarp-research-insights-technology/
  • ※2 特許取得独自技術群:アプリ自体がIPアドレスを保有するSDN技術「Emotion Link」(2008年特許取得)、およびモバイルEVM1.X互換L1ブロックチェーン「Trusta」(2024年特許取得)を含む、フリービット独自の通信・認証基盤に関する複数の特許を取得済。これらは2025年7月に発表した分散ID基盤「Portfolia」の中核構成技術である。
  • ※3 TONE-IN SDK:2024年3月発表「TONE IN」(第1章、MVNO SIM挿入型でドコモ取扱いAndroid/iPhone端末に対応)および2024年8月発表「TONE IN」(第2章、SIMフリー含む200機種以上に対応)の事業進化形として展開する統合型SDK。
    SDK(Software Development Kit):アプリに組み込んで機能を即座に追加できるソフトウェア部品。
  • ※4 出典:MMDLabo株式会社(MMD研究所)『2024年シニアのスマートフォンのセキュリティに関する調査』(2025年1月)
    https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2400.html
  • ※5 「TONE-IN SDK」では、分散ID(DID/VC)技術により、フリービットは利用者の個人情報を送信・収集する仕組みを有さず、利用者の個人情報を取得・保存しません。
  • ※6 出典:NTTドコモ モバイル社会研究所『スマホ比率 60代94%、70代84%、80代前半68%』(2025年8月)
    https://www.moba-ken.jp/project/seniors/seniors20250828.html
  • ※ 本リリースに記載の他社名、製品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。

Appendix:フリービットの27年の技術蓄積とPortfoliaの構成

「TONE-IN SDK」を支える独自技術群は、フリービット(2000年設立、技術系譜は1997年Dream Desktopにまで遡る)が27年間にわたり開発・特許化してきた基盤技術の集大成です。2025年7月に発表した分散ID基盤「Portfolia」は、これら基盤技術を統合した非中央集権型プラットフォームであり、本SDKはそのAge Tech領域への応用形態となります。

Portfoliaを構成する基礎技術

Emotion Link(2004年発表)
freebit独自のSDN(Software Defined Network)技術。

Emotion Link Active Node(2007年発表、2008年特許取得)
アプリケーション自体がTCP/IPスタックを内包し、完全にEdge to Edge SDNを実現。

Trusta(2017年開発開始、2024年特許取得)
モバイル端末上で安定的に動作するEVM1.X互換のL1ブロックチェーン。2024年3月7日においてノード数において世界第3位を記録(最大の時)。

DIDウォレット(Portfoliaの中核)
W3C標準に準拠した分散型IDウォレット。個人データや認証情報を利用者のスマートフォン上に暗号技術を使って安全に保存し、自己主権型のID/DATA管理を実現。

  • 詳細は2025年7月23日発表のプレスリリース「フリービット、20年以上にわたる技術革新の集大成として、web3時代の非中央集権型プラットフォーム『Portfolia(ポートフォリア)』を開発」(https://freebit.com/press/pr2025/0723.html)をご参照ください。

当リリースに関するお問い合わせ

フリービット株式会社

グループ経営企画本部 広報担当

Mail: press@freebit.net

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